ここに来たら、ぜひ! 必須観光スポットTOP3(1)

  
先日いただいた、リアルな苦情(笑)

「熊のやに泊まったけど、どこに出掛ければいいか、わからんかったわ!」

「もっと、観光ガイドとか、やってや!」

インバウンドのお客様の声です。

(実際は、こんなヒドイ言い方してなくて、もっと丁寧で親切で優しい表現ですが
 私だったらこんな風に言っちゃうだろうナ、と想像してみましたww)

 
大変申し訳ない、の一言(遠い目)。

旅人の気持ちがよくわかっていない、家主。

これからも、マイペースにやっていこうと思う一方で(なんでやねん)

やっぱり、こうやって声を上げてくださることには、感謝しかないわけで

たぶん、みなさん、同じことで戸惑うんでしょう。

そんなわけで・・
 

必須観光スポット3点、ご紹介するよ!

お宿の一角に、ようやく観光情報コーナーができましたよ! インバウンド向けの英語版パンフも集めていきますー! 


①落ちそうな吊り橋 
②毎日走ってるSL(時々トーマス) 
③無人駅 ・・だけど、人がいる

はい、この三つは、ぜひぜひ、チェックしていただきたい。

いずれも、ムダに意味深なタイトルをつけてみました。

すぐに変化球を投げたがる。

 
 
まずですね、この3スポットを解説する前に、大事なポイントがありまして

全ては「大井川」が作っている、という事です。

島田市を代表する川「大井川」は、とってもヤンチャな川でして

右に左に大きく蛇行して流れます。 間違っても真っすぐは流れない!

それが、リアス式海岸(笑)のような、複雑な地形を生み出し

水害に悩まされながらも、豊かな自然の恵みを絶え間なく届けてくれる川に

感謝しながら、寄り添いながら、暮らしてきた歴史があります。

大きくうねる大井川。山肌を削るように流れます。
お天気が良い日が続くと、川の水はもっと青緑色になります。

 
 
さぁて、そんなヤンチャ川を愛してやまない私が紹介する観光スポットは

あんまり派手じゃないですが、地味にジワジワ来る感じの良さがありますよ。
 
 

①落ちそうな吊り橋

ヤンチャ川に、普通に橋を架けるのは大変だったんでしょう(すぐに流されちゃう)

だから、大井川にはたくさんの吊り橋がかかっています。

そう、あの、ユラユラ揺れるし、足元がスースーする、吊り橋です。

ドキドキして、好きでもない人にときめいちゃうという、危険なアレです(わかる?)

渡ろうとすると、人数制限がある場合が多くて、10人以上はダメ、と書いてあります。

そ、それは、大人数で渡ると、落ちちゃうかもしれない、ってこと?

そんなスリルとサスペンスが楽しめる橋の代表と言えば・・

寸又峡の「夢の吊り橋」 と 塩郷の「恋金橋」です!

 
「夢の吊り橋」

冬の寒い時期に行きましたので、寒そう!な写真ですが、エメラルドグリーンの水が美しい場所です。

  宿から車で50分ぐらい。かなり山奥。でも温泉もあります。

  けっこうな山奥にある上に、駐車場からもシッカリ歩かないとダメなので

  ハイヒールで行っちゃダメです。

  そして、青緑色の川が美しくって、とにかく映える人気スポット、間違いなしです。

足元はこんなにスースー! 普通に揺れます! スマホを落とす人もいるので、要注意だよ!



「恋金橋」


  宿から20分ぐらい。 電車でも簡単に行けるお手軽さがイイ!

  なんと橋の下に、民家があるんですねー、
  屋根の上に観光客が落としたハンカチが・・。

  さらに、運よくSLが通過するときに吊り橋にいると、、

  上から見るSLをたのしめるだけでなく、煙にいぶされます。

  橋を渡ると「久野脇」というのどかな集落が。週末は大根そばが楽しめちゃう!

久野脇には、緑茶を楽しめる小さなベランダ喫茶「縁カフェ」も、楽しいです。
一面に広がる茶畑を見ながら、温度によって味わいが変わる緑茶ワークショップをどうぞ。

 
 
この2か所は、だれでも絶対楽しめる場所なので、チェックして損はないです!

ちなみに、どちらも島田市じゃなくて川根本町というお隣町にあります。
(ま、そんなことは旅人にとってはどうでもいいことであろう!)

私が大好きなダムカード・・ならぬ、吊り橋カードも登場したようで、

なんやかんや言いながら楽しめそうです。

詳しくは、こちらのページを、熟読してね!(結局、他力本願なのである)
https://oi-river.com/blog/3697

②毎日走ってるSL(時々トーマス)

大井川に寄り添うように走っているのが、大井川鐡道。

大井川上流部の電源開発と森林資源の輸送を目的として作られたこの鉄道。

大正から昭和のはじめ頃に、作られた線路なのだそうです。

徒歩や馬、イカダなどを使ってしか、アクセスできなかった当時としては

そりゃーもー、皆がどれだけ待ち望んで、喜んだ事でしょうか(じーん)

宿の最寄り駅である、福用駅。大井川鉄道の駅のほとんどは無人駅。レトロな駅舎と、人の少ないホームでのんびりできますねぇ。



そんな大井川鐡道ですが、時代とともに、利用客が減り、

存続の危機が度々 訪れるのでした。
 

鉄道沿いに暮らす住民にとっては、なくてはならない鉄道です。

どうにかしなければ、と、必死に戦ってくれたのでしょう

昭和51年に、全国でいち早く蒸気機関車を復活させ、話題に。

そしてさらに、平成26年に、アジアで初めての「きかんしゃトーマス号」を

運行させて、鉄道好きの大人から子供まで、注目してもらえる鉄道となりました。

はい、これが噂のトーマス号。現地で走ってくる姿を生で見ると、最初はギョッとします(笑)
リアルですからね、とーっても。


いやー、「プロジェクトX」ですかね? 

SLの維持も運行も、とても手間がかかるそうです。 

修復だけでも、すごいなぁ、と思うのに、それを毎日休むことなく走らせています。

そして、春~秋にかけて、トーマス、ジェームス、バーディー(これはバス)が走る。

その情熱、どこから沸いてくるんだろ? と思うぐらい、素敵な鉄道会社です。

地域の人はみんな、この鉄道を大切に思っていて、

SLが走るのを見かけると、作業をやめて、手を振ります。

今日も、鉄道がにぎやかに走っている、それが嬉しいのです。

ぜひぜひ、鉄道に乗ってみて下さい。

レトロな車内、青緑色の大井川、そして人々の暮らしの顔、が楽しめます。

もっともっと、詳しく知りたい方は、大井川鐡道HPへ!
 

③無人駅 ・・だけど、人がいる

ここからホラーな話題です。

でも待って! 

私、調子にのって書いてたら、タイムオーバーだわ!(現実!)

この続きは、また次回に持ち越します。

あぁ、ごめんなさい。また読みに来てねー!