初心者さんの、山登り!

こんにちは、熊のや家主の小栗です。

今年はいつもとはちょっと違う一年。

思うようにレジャーに出かけられず、モンモンとされている方も多いのでは?

屋外であっても、人気のレジャースポットだと、人混みができるし

ちょっと心配だなぁ・・。

そんな時、私がお勧めしたいのが、\ 登山!! /ですww


私は子供のころから両親に山へよく連れて行ってもらった記憶はありますが

なにせ、体力がなく、膝の調子もいまいちで、メンタルも弱め・・なので、

あんなストイックに山に登る人の気が知れない、と心の底から思ってました。

何が楽しくて、人は山に登るのか。。。

コロナでお宿が営業できず、暇すぎる小栗家。

夫は登山好き、6歳になる息子は暇と体力を持て余している様子。

緊急事態宣言中、熊のやで「ダレる」六歳児。
退屈すぎて溶けはじめた様子・・。



私、魔が差したんですね「八高山へ行ってみたいなぁ」と、ぼやいてみたら

あれよあれよ・・という間に、息子の登山靴を買い、私の登山靴は膝痛防止仕様に・・。
(夫は義肢装具士のため、人の足のメンテナンスをするのが好きなのです)

「登らないなんて言わせない」そんな空気に包まれた我が家、なのでした。。

ここが登山スタートの場所、福用駅。駅にトイレと駐車場もあるので、安心です^^

そんなこんなで、ちょっと不安がよぎりながらも、登山スタート。
 
 
最寄り駅、大井川鐡道の福用駅で、登山ルートを確認します。

山頂へ行くルートは2つあります。

コース①は、白光神社の脇から登っていくコース。こちらは最初少しハードが登り坂。

コース②は、比較的緩やかな道です。

お勧めは、元気があるうちにコース①で登り、帰りはゆっくり下れるコース②で。

(もうひとつ、大井神社のほうから登っていくルートは、

 道が荒れているのでお勧めしません・・)

登り始める前に、白光神社で手を合わせます。

小さな神社ですが、地域の人たちが守りつづけている大事な神社。

そのわきにある、細い登山道を登ります。最初から階段だったりする、坂道です。

急な坂の中にも、時々緩やかな道も。

登山って、シンドイだけで、何が楽しいんでしょう。

そんな事が頭によぎりながらも、

心地よい汗がふき出てくるのは、悪くないなと思ったり。

しばらくすると、視界が開け、歩きやすい林道に入ります。

ここからは、登山というより、ハイキングです。息も切れず、心地よい景色も。

頑張ってきてよかった、と思う瞬間です。

開けた場所からは、目指す山頂が見えます。と・・遠い! 

この道、道の脇に野イチゴ畑が・・! あっちもこっちもイチゴだらけです。

でも・・・食べても美味しくないんですね、、なんでだろー?

たくさん摘んで、ジャムにしたらどうかな。とも思うけど・・。摘む元気がない(笑)

歩きやすい道が続き、しばらく楽しく歩いていると、

馬王平、という休憩ポイントに到着します。

お天気が良ければ、ここから富士山が見えることもあるそうです・・。

見るからにお天気は悪いですw がーん。

さて、休憩を少ししたら、いよいよ、山頂を目指してラストスパート!

ここからは、正直、しんどかったー。

のんびり歩ける平たんな道はなく、登坂です、常に。

だけど、頑張ったご褒美が、必ず待っているというもので、、

山頂に近づくにつれ、こんな苔むした景色が広がります。

山頂手前に、白光神社の本殿があります。

毎年、地域の人が、しめ縄をこさえて、ここまで運んできます。

苔むした景色を見ていると、ここに神様がいるといわれても不思議じゃない。

苔むした景色の中に、小さく神社が立っています。ここまで木材を運び、建設した当時の人の熱意に頭が下がります。

さて。ここで一つ問題が・・。

登山をスタートさせた時間があまりに遅かったのと、休憩ばかりしていたので

なんとこの神社に到着したのが午後5時・・・・。

「山頂まであともうちょっとだから-!」という夫と息子をなだめて

私は逃げるように下山しました(笑) 暗い山道なんて怖くて歩けない!

帰りは、緩やかなコースを選び、滑り落ちるように下山。

なんとか、午後7時半、ギリギリ足元が見える明るさで登山を終えました。

この八高山、子連れ登山でなければ、往復休憩を含めて5~6時間で登れる山。

登山好きの間では、登りやすい山、ということでリピーターも多いそうです。

初心者さんは、登山靴と、リュックさえ準備していれば、難なく楽しめそうな山です。

ちょっと運動不足気味かな? たまには新しいことにチャレンジしたいな。

そんなことを考えている方には、お勧めの山です。

間違っても、午後から登山スタートしないように(笑)!!

下山したら、車で川根温泉で汗を流すのを楽しみに、頑張ってみましょう!